校長メッセージ

MESSAGE

すべてを
学生・生徒のために

校長 市村 直哉

校長

  本校では、建学の精神に謳われているように「節義を重んずる人格の育成」を中心に据え、「すべてを学生・生徒のために」を基本理念とし、日本国内だけでなく世界でも活躍する「人類社会の福祉に貢献する」人材の育成を目指しています。人は、何をなすにも、「節度ある礼儀・正義・礼節」がなければ、人の心に響かず、自身が成長することもできません。私たちは、日々の生活や活動を通して、誠実さや謙虚さ、相手を尊敬し感謝する心を持つ人材を育成し、社会に送り出すことが、本校が果たすべき社会貢献であると考えています。

  中学校時代は、思春期を迎え、自らの生き方を模索しはじめる時期です。規範意識や倫理観および教養など人としての素養を育成し、学びに向かう意欲・意識を高め、個性の伸長を図ります。また、知・徳・体の調和のとれた教育を展開し、健やかでたくましい心身を育成し、生徒一人ひとりの成長を応援します。

  また、本校では、勉強やスポ一ツ、学校行事、生徒会活動、ボランティアなど様々な教育活動のあらゆる機会をとらえ、生徒が活躍し、認められ、ほめられる場面を多く作ります。生徒の皆さんには、その中で、試行錯誤を繰り返し、成功体験を重ねながら、「やり切った」満足感や自信さらに自己肯定感・自己有用感を深めてほしいと考えています。また、小さな失敗も経験し、反省や工夫をくり返し、仲間と協働し、切磋琢磨しながらお互いを高め合い、豊かな人間性および社会性や主体性を身につけてほしいと願っています。

  学習においては、小学校よりも量が増え、難易度が上がりますが、標準授業時数よりも時間を増やし、生徒のつまずきに対して適切なフィードバックを与えることで、基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させます。また、ICT機器などを活用しながら、個別学習やグループ別学習、繰り返し学習、補充的な学習や発展的な学習を取り入れ、個に応じた指導を行っています。さらに、探究的な学習や体験活動などを通じて、自ら課題を見つけ、主体的に考え、他者と協働して最適な答えを導き出すことで、自ら学び自ら考える力を育てています。

  部活動・クラブ活動では、県内外から優秀な指導者を招聘し、有望な選手を集め、強い身体と精神力および技術の向上、さらに仲間意識や協調性等の社会性の育成を目指し、県内はもちろん、全国や世界で活躍できる選手を育成しています。また、中高一貫したプログラムにより、共通の指導方針のもと、6年間途切れることなく、選手の育成をしていることも利点です。クラブ活動で培った精神力や考え方を学校生活や人生にも生かし、人間として総合的に成長できるよう、指導していきたいと考えています。

  私たち教職員は、生徒一人ひとりの能力・適性を考慮しながら、夢や目標を追い続け、仲間と切磋琢磨する生徒を精一杯応援します!